肥満外来で処方される治療薬

BMI35以上でおなかが出ていたり健康に害を及ぼすような危険が考えられるときは、肥満外来を受診して治療を受けることになります。
クリニックによって処方される治療薬の種類は異なり、1人1人の体質や生活習慣に合わせたものを選んで最適な薬が使われます。

ゼニカル
肥満外来で頻繁に使われるのはゼニカルです。
オーリスタットという有効成分が使われていて、服用すると食べ物に含まれる脂肪が胃腸で吸収されないようになるので余計な体脂肪が蓄積されず、食事のカロリーを大きく減らすことができます。
サノレックス
こちらもよく処方される薬で、有効成分が食欲を抑えてくれるタイプの肥満治療薬です。
食事抑制効果があるので間食が多い人や常に食べ続ける癖がある人に向いていて、神経に働きかけることで自然に食べる量を減らして肥満対策につながります。
オブリーン
ゼニカルと似たタイプの薬ですが、国内で製造販売されているのが特徴です。
消化酵素リパーゼの働きを抑制することで脂肪の吸収をカットして摂取カロリーを減らして減量ができる便利な薬で、肥満外来の専門家にも高い評価を得ています。

西洋医学の治療薬ではなく漢方薬が処方されるケースも多く、体に優しい方法で減量に取り組めるのがメリットです。
組み合わせによって脂肪分解効果があったり食事抑制につながったり、糖質の吸収を抑制したり新陳代謝を盛んにして痩せやすい体質になるものなどさまざまな種類があります。

BMI35以上の人は肥満外来でゼニカルやサノレックスを併用して処方されることもあり、太る原因となる脂肪や糖分の吸収を妨げると同時に食欲も抑えることで効率よく体重を減らしたり、食べ過ぎを防止して早期に痩せることができます。
肥満治療薬と合わせて漢方薬を一緒に処方されたときは毎日飲み続けて胃の負担を軽減したり、代謝をアップさせて脂肪を燃焼しやすい体質になったりするのが目的なので忘れずに続けることが大切です。

肥満治療薬服用での注意点について

肥満外来を受診して有効な治療薬を処方されたときは、それぞれの薬の特徴をよく知っておかないと生活でトラブルが起こることもあるので気を付けましょう。
ゼニカルやオブリーンの有効成分は体内で吸収されなかった脂肪分がそのまま便と一緒に排出されるので、意識していなくてもお尻の力が緩んだときに下痢のようなものが出てきてしまうケースがあります。
これを阻止するためには生理用ナプキンや介護ショーツなどを身につけるようにして、外出時は常にトイレの場所を確認しておきなど緊急時に備えることが必要です。

脂肪分解時に体が必要とする栄養素も一緒に分解されてしまい、ビタミン不足になってしまうこともあります。
サノレックスを服用している人は食事抑制の効果で全体的に食欲がなくなるため、本来必要なビタミンやミネラルも欲しくなくなってしまい、栄養が偏ってしまう危険も考えられます。
栄養不足を防ぐためにはマルチビタミンやミネラルのサプリメントを使うのが有効で、必要な栄養を手軽に補給できます。
カロリーも低いので肥満治療に影響を与えず、効率よく栄養バランスを保てる便利な方法です。

漢方薬を使って減量をするときは、即効性ではなく長期的な目線で効果が出るものがほとんどなので、決められた量を毎日飲み続けないとしっかり肥満対策ができません。
朝と夜で違うものを処方されたり、服用のタイミングが決まっている薬もあるので間違えないように注意して、クリニックで支持された通りに使いましょう。

肥満治療薬は正しく服用すれば減量に成功できて便利ですが、副作用やタイミングなど注意しなければいけないポイントもあります。
恥ずかしい思いをしたりせっかくの効果が無駄にならないように考えて使えばしっかり肥満対策ができます。