肥満外来での治療費と治療期間について

肥満外来の治療費と治療期間

肥満外来での治療費

肥満外来では、治療を行う前に血液検査や内脂肪の状態などを調べるメディカルチェックを行います。
そのデータと共に、カウンセリングで患者さんの現在の状態などもチェックします。
血液検査を行うのは、治療前に血液検査をすることで様々な数値が分かります。特に血糖値が上がっていると、今後糖尿病のリスクが高くなります。
また、アルコールを多く摂取する人も、血液検査によって分かるため、食事療法や行動修正療法の参考となります。
血液検査は精密なデータを取得できるため、肥満治療では必要不可欠なのです。

実際に肥満外来で治療をするとなった場合、どのくらいの費用がかかるのかというと、医療機関や選択する治療方法によって総額は違ってきますが、一般的な費用は「肥満改善プログラム指導料」・「治療薬代」・「外科的手術費」となります。
どの治療法で肥満改善をしていくかによって、保険適用の有無も違ってきます。

プログラム指導料
肥満の原因や内脂肪の量、患者さんの体質、意志の強さなどは、人それぞれ異なります。
肥満治療は、患者さんの負担を感じない方法で継続的に行っていくことが重要であるため、メディカルチェックを参考にその人に合ったプログラムを作成して進めていきます。
費用は、治療期間により異なりますが、保険適用の範囲であれば負担も軽くなります。
治療薬代
薬の種類(即効性か緩効性)によって変わりますが、保険適用外だと1ヶ月1万円以上かかることもあります。
病院によっては、初回時の各種検査代、栄養指導、薬代を含めて、約5,000円~1万円以内でおさまるところもあります。
外科的手術費
内脂肪吸引や胃パイパス手術などの外科的手術は、保険適用外となり自己負担となります。
料金も、手術を受ける病院により異なります。
胃バイパス手術などの複雑な手術になると、50万円~90万円程かかります。

保険適用の可能性があるのは、以下に該当する方が主です。

  • 高度の肥満体型の人(BMIが35以上)
  • 健康診断でBMIが35以上であり、なおかつ高血圧・糖尿病・脂質異常症・メタボリックシンドローム(内脂肪症候群)を指摘された人
  • 肥満が原因で睡眠時無呼吸症状群を指摘された人
  • 肥満が原因で腰痛・ひざ痛がある人
  • 肥満が原因で他にも健康障害が出ている人

この条件に当てはまる人は保険適用の可能性が高くなります。

肥満外来での治療期間

肥満外来での治療期間としては、その医療機関の治療方針によっても違いがありますが、入院をして治療を進めていく場合には、おおよそ1ヶ月となります。
その理由としては、内脂肪が燃焼し始めるのが1ヶ月前後であるため、最低でも1ヶ月の治療期間が必要となるからです。

実績ある病院における肥満入院治療では、患者さんの内脂肪の付き具合や体質などを考慮して、3泊4日・1週間・1ヶ月と患者さんに合った治療コースで進めていきます。
治療の流れは、以下の通りです。

3泊4日コース

  • 1日目:来院後、胸部レントゲン
  • 2日目:血液検査・尿検査・心電図・腹部エコー・心臓エコー、検査結果の説明、運動療法(散歩・エアロバイク)
  • 3日目:頸部エコー、血管脈波検査、検査結果の説明、運動療法
  • 4日目:退院

1週間コース

  • 1日目:来院後、胸部レントゲン、食事療法、(必要に応じて)薬物療法、
  • 2日目:血液検査・尿検査、検査結果の説明、運動療法、食事療法、(薬物療法)
  • 3日目~6日目:心電図・腹部エコー・心臓エコー・頸部エコー・血管脈波検査、検査結果の説明、食事療法、運動療法、(薬物療法)
  • 7日目:退院

1ヶ月コース

  • 1日目:来院後、胸部レントゲン
  • 2日目:血液検査、心電図、血管脈波検査、検査結果の説明、運動療法、食事療法、(必要な場合)薬物療法
  • 3日目:頸部エコー・腹部エコー・心臓エコー、検査結果の説明、運動療法、食事療法、(薬物療法)
  • 4日目~30日目:血液検査・尿検査、検査結果の説明・評価、運動療法、食事療法、(薬物療法)
  • 1ヶ月後:退院